医師の転職

【タイプ別】医師の転職サイトの選び方を現役医師が解説

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今の時代、医師の転職サイトは本当にたくさんある。もはや数が多過ぎて数えきれないほどだ。

しかし残念ながら、その全てが使えるサイト、企業ではない。

実際に医局をやめて生きている僕としては、実際に使って良かった会社、悪かった会社が正直はっきりしている。

このページでは僕の過去の経験上、また周りの仲間達から聞いた話などを総合して、オススメできる医師の転職サイトを紹介する。

 

【タイプ別】医師転職サイトの選び方

医師の転職は人生にとって大きな決断。サラリーマンと違って医師の世界は狭いので、正直何回も失敗はできない。

だからこそ慎重に、失敗しないよう打てる手は打たなければならない。

そのために重要なのは、いくつかの転職サイトに登録し、複数の紹介会社に相談をする事。

転職サイト、紹介者によって規模、得意とする地域、病院や企業とのパイプ、歴史、これら全てが異なる。

自分にとって納得のできる転職ができるよう、可能性が多い方が良いという事は間違いない。

 

1、エムスリーキャリア

m3.comを展開する、皆さんご存知エムスリー

医師向けのメガサイトで、論文検索もできたり医療系のニュースについて深堀してあって、結構面白い。個人的には当直中につい見てしまうのだが、見始めるとなかなか止められない。

そのエムスリーの子会社であるエムスリーキャリアエージェント業界の巨人とも言って良い。

親会社のエムスリーだが、時価総額がなんと1兆円以上ある大企業。

本気で転職するなら、まず頼れる転職会社である。



 

2、メディウェル

メディウェルが展開する医師転職ドットコムも、業界規模としては最大級で、エムスリーと肩を並べる。

全国47都道府県を網羅する、大手医師転職支援サービス。

またベテラン向けの40代50代60代の医師転職ドットコムというサービスも展開している。中年以降で骨を埋める病院を探している人の場合、こちらの方が良いだろう。

転職実績としても1万人以上の転職を手がけているとの事。なお日本の医師免許保有者は大体30万人程度。

ここも全国区で大規模な会社なので、転職するならばぜひ提案を受け、提案内容を他社と見比べて吟味するべきだ。



 

3、リクルートメディカルキャリア

こちらも転職業界の巨人、リクルートが展開する医師専門の転職サービス。

リクルートといえば新卒のリクナビなど、人材業界全体を支配している大企業。リクルートメディカルキャリアは、その医師版と言ったところだ。

ここは何といっても、30年以上のキャリアがある事が特徴。

大手人材紹介会社リクルートのネットワークを使って、思いもよらぬ案件を提示されるかもしれない。

 

4、MC-ドクターズネット

株式会社メディカルコンシェルジュが展開するサービス。

MC-ドクターズネットの特徴は、地方に強い事。拠点も複数地方に存在しており

  • 北海道
  • 静岡
  • 浜松
  • 岡山
  • 広島
  • 香川
  • 愛媛

など。

地方の案件が豊富で、会社規模も単独企業としてはそれなりの規模。

もちろんエムスリーやリクルートといった大企業と比べると企業規模は小さいが、地方という的確なニーズを突いている点は評価できよう。

地方で転職を考えている人MC-ドクターズネットを利用した方が良いだろう。


 

5、マイナビDOCTOR

大手のマイナビが運営する医師転職サービス。

マイナビDOCTORの特徴は、首都圏に強いこと。

具体的には

  • 東京
  • 千葉
  • 埼玉
  • 神奈川

の4県の転職案件に強い。

首都圏での転職を考えているのであれば登録しないわけにはいかないだろう。

また、首都圏での非常勤バイトにも力を入れている。首都圏に限るが、バイトを探す場合もオススメ。


 

6、ドクタービジョン

DOCTOR VISION(ドクタービジョン)の特徴は、開業医など小さいクリニックへの案件が豊富な事。

常勤、非常勤共に結構な数がある。

特に都内のクリニックの案件は多い

最終的に開業を考えているとか、 入院は診たく無いという場合は推奨できる。

 

7、民間医局

民間医局はご存知の通り、医師賠償責任保険などで有名だが、転職支援サービスも行っている。

中には「週3で常勤+バイト」みたいなフレキシブルな働き方をする人もいるだろう。そういった場合はバイト先の医師賠償責任保険を自分でカバーしなければならない。

保険加入と同時に民間医局に登録し、ついでに転職先も探す、となると手間を省くことができよう


 

 

医師のオススメ転職サイトまとめ

全員に等しくオススメできる転職サービスは

の2つ。加えて

開業医やクリニック規模での転職を希望するなら

も等しく全員にオススメできる。

とりあえずこの3つの中から転職先を探せば、世の中の転職案件の80%は網羅できるだろう

 

加えて首都圏での転職を考えている人にオススメなのは

の2つ。

首都圏での案件は数が多く、種類も豊富なので結構会社によってバラツキがある。

 

もし地方での転職を考えている人にオススメなのは

だ。とりあえずここまでの会社で、ほとんど網羅できるだろう。

 

より多くの案件を見比べて、転職で絶対に失敗したくない場合は

の2つにも登録しておくと良い。

 

今の時代はインターネットで気軽に応募できて、やりとりもメールと電話でできてしまうので、簡単。

もちろん転職エージェントやコンサルタントに、1度は面接するとは思うがそれもそれほど時間がかからない。

そしてその時に転職エージェントやコンサルタントに、上記の不満カードを渡してみよう。そうすると改善したい度が高い物から、改善されるような勤務先をコンサルタントが探してくれる。

複数会社が存在するが、上記に列挙したようなある程度の規模の会社には一通り登録する事をオススメする。なぜならば、各社少しずつバックボーンや得意分野が異なるため、提案される病院も変わってくるはずだから。

そして「不満カード」を元に条件を伝え、コンサルタントからの提案を複数出させて、各社見比べてみよう

似たような条件で出てくるだろうが、転職というのは人生にそう何回も無い、大きな決断

後悔のないよう、よく吟味してより良い条件を選べるようにしよう。

 

転職せずに医局で飼われ続けるのか?

僕は毎日朝7時から日が変わる頃まで、土日も月8日あるうち2日は当直、2日はバイトという日々を送っていた時期があった。

何とかして今の状況を変えたい

そう思って病院を変えて、今の自分がいる。振り返って、自分の決断を信じてあげて本当に良かったと思う。

さて、ゾウと檻の実験をご存知だろうか。

ゾウを狭い檻に入れると、最初は何とかして出ようと努力をする。しかしそれができないとわかると、出る努力をしなくなる。

そして最後には、檻を開けても出てこようとしなくなるという。

何も考えずにただ耐えて耐えて、苦しんで働いていると、徐々に思考が鈍って来てしまう。

道を開こうと思えば開くことができるのに、それができない。

する気力が無くなってしまう。

いきなり転職しなくても、転職サイトに登録しプロに相談するだけしてみたらいい。最初は勇気がないだろうから、あまり頭を転職、転職…と考え過ぎず、キャリアを相談してみるという感覚で良いと思う。

檻から出る努力をしなくなったら、良いように使われるだけだ。

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