シリーズ「勤務医はつらいよ」 コラム

雑務に忙殺される日々…医師としての仕事に注力できない現実

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医者として働いていると感じる事、それは

この仕事医者がやらなくても良くない?

という仕事がとにかく多い事。

このページを見ている皆さんも感じた事が絶対にあるはずだ。

まずレセプト

あの診療報酬のチェック作業、必ずしも医師がやらなくてはいけないだろうか。

僕が思うに、あれは医師である必要は全くない。

むしろ日本の医療制度や法律に詳しい医療コーディネーター、ソーシャルワーカーあたりの人を雇ってやってもらうのが手っ取り早いと思うのだが。

他にも、輸血の確認作業。あの指差し確認、必要だろうか。

今は機械による判別機能が備わっているし、人間なんかより機械による判別機能の方がよっぽど正確なはず

百歩譲って、人間によるアナログ確認が必要だとししても、その「確認する人間」が医師じゃないといけない理由って、本当にあるだろうか。

僕が思うに、あれは「義務教育を受けた数字が読める人間」ならば誰でも良いと思う。

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医者がやるべき仕事は雑務ではない、プロの職人としての仕事をするべき

上記のような例は、あくまで氷山の一角に過ぎない。実際にはもっとある。

このような雑務によって医者が消耗し、本業である「診断と治療」に力を集中できないのは、労働効率の面からも非常に効率が悪い

高いコストをかけて育成し、専門性を高めた医師という人材に、その専門性が生かせない仕事をやらせるのは間違っている。

医師が集中するべき、労力と時間をかけるべき仕事内容はあくまで「医師でないといけない仕事」である。

それ以外の仕事、特に事務的な雑務に関しては、もっと医師以外の人材にアウトソースし、病院全体の労働効率を高めるべきだと思う。

 

医師不足だという前に、仕事の細分化と仕分けを

そのためには事務員を雇う必要がある。もし難しければ、人材派遣でも良い。

病院としてコストはかかってしまうが、余分な労働をしなくて済むようになった分だけ、医師が耐えられる労働負荷が増すので、患者が増えた時に対応できるようになる

医師不足、つまりは医師の労働力不足と声高に叫ぶ前に、まずは現状の医師が行なっている労働の中から、必ずしも医師がやらなくても良い仕事内容を省く

ここから始めるべきだと僕は思う。

 

事務を雇わないと辞める、と院長に言えば雇ってくれるはず

ではどうやったら事務員を雇ってもらえるか?

ここは交渉事なので、院長に強気の交渉をするしかない

勢いとしては「雇ってくれないなら辞めます」くらいの勢いで良い。

 

医者1人を雇用するまでのコスト

医師1人を確保するために病院側が支払うコストは莫大である。病院側からすると辞められると大きな損失へと繋がる。

特に田舎では人材の流動性が低く、特定の専門科の医師を連れてきて、かつ定着させるにはかなりのコストを要するだろう。

院長としては、その莫大な損失を恐れているはず。

医師に比べて手に入れるのが難しくない事務員1人くらい、雇う判断をするだろう。逆にそこをケチるような経営判断をする病院は、もはや機能不全状態だと言って良い。

そこまでいかなくても、実際に日常業務がいかに大変でサポートが必要か、そのサポートがない事でどれくらい人材効率が下がっているかを説明しよう。

同時に転職サービスへ登録し、他に良い条件で働ける場所がないかどうかチェックしておくと良い

仮に交渉が決裂し本当に転職するとなれば早い方が良いし、交渉するにも「本当にこの病院をクビになっても良い」と思えるかどうかは、交渉を有利に進める上で必要なマインドセット

同時進行で転職先探しもしておけば

仮に交渉が決裂したら、本当にこの病院を去ってやろう

という気持ちで交渉を進めることができるだろうし、もし実際にそうなったらそうすれば良いだけの事。

今の便利な時代、使えるものは使っておくべきだ。

自分の市場価値を知って、交渉に挑もう。

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