医者になったは良いものの、思いの外給料も少なく、当たり前のように時間もない。
医者になる前は、もっと時間があって、素敵な奥さんと結婚して可愛い子供がいて、かなりお金があって奥さんはエステや美容に習い事、子供は好きな事を好きなだけやらせてあげて、休日は家族と楽しい時間を過ごす。
そんな日常をイメージしていた。
しかし実際は、奥さんが働かないと都内では中流以上の暮らしは難しいし、子供も私立の学校に入れればそれで家計はいっぱいいっぱい。
これが現実だ。
そんな現実に少しでも対抗するべく、経済的により自由であり時間がある、そういった医師になるためにはどうしたら良いのだろうか。
経済的に自由な医者であるためには
個人的には以下の3つだと思う。
- 家を買わない
- 勤務医の労働以外のキャッシュフローを得る
- 種銭を貯めて投資する
1、家を買わない
まず最も重要なのは、ローンで家を買わない事。
医師がローンで家を買う事のネガティブな面については別記事で述べた。
上記の記事に加えて、医師の社会的信用を使って投資するにあたって問題になるのは、それがキャッシュフローを生む物ではなく「自分の生活を快適にするためのもの」に使ってしまう事だ。
勘違いしてはいけないのは、不動産投資そのものを否定しているわけではない。
あくまでキャッシュフローが生まれない、自らが快適さのみを享受する家という商品をローンで買うのがいけないのであって、見合ったリターンがある投資なのであれば問題ない。
ローンで商品を買うか、レバレッジをかけて不動産投資を行うか、この違いを理解しなければならない。
2、勤務医の労働以外のキャッシュフローを得る
重要なのは、収入が医師としての労働一枚岩ではない状態を作り出す事。
自分が働かなくても収入がある程度あるという状況は、そうでない場合に比べて経済的、精神的な余裕が異なる。
特に精神的な余裕が大きい。
自分が仮に働けなくなっても困らないぞ
という精神的な余裕があると、下手に不利な保険に入る事もなくなるし、あらゆる選択においてハイリスクな選択肢も許容されるため選択肢が広がる。
どんな状態においても、選択肢が広がるというのは良い事である。
なるべく家をローンで買うのではなく、同じレバレッジで不動産投資を行ったり、手持ちの現金で株式投資をしても良いだろう。
医師であれば最近は本を書いたり、商品を開発したり、知的財産権で労働以外の収入を得ている先生が結構いる。
僕が読んだ本の中でも 医師の経済的自由-豊かな人生と理想の医療を両立できる第3のキャリアパス は参考になる良著であったのでオススメしておく。
医師の経済的自由-豊かな人生と理想の医療を両立できる第3のキャリアパス
3、種銭を貯めて投資する
当たり前だが投資をするには種銭が必要だ。
医師は社会的な信用度が高いため、銀行からの借り入れは有利になる。低い金利で多額、それに長期間借り入れる事ができる。
そのためそれほど多額の種銭は必要にならないが、まあ仮に不動産投資をするというのであれば5000万程度は必要になるだろう。5000万を融資で引っ張って、総額7000万の不動産投資というイメージだ。
種銭を貯めるには、医師の場合バイトをするのが手っ取り早いだろう。
中には自分でビジネスを展開する医師もいるが、かなり稀であるし成功確率はそれほど高くない。期待値で考えるとバイトと比べて低いはず。
医師のバイトはいくつかあるが、暇なときにできるスポットバイトを月2回やるだけでも全然違う。
スポットバイトとあなどるなかれ。
1回10万、月20万、年240万。平均的なサラリーマンの年収の半分、半年分増える事になる。
これは大きいので、ぜひ種銭を貯めるにあたっては有効活用するべきだ。
医師のバイト探しについては、医師のスポット、非常勤バイトを探すのにオススメのサイトは?現役医師が比較してみたを参照。