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先生、やっぱり僕らは株か不動産に手を出さないとダメですよね

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先日とある外科系と医師の給料の話になった。

その先生は医師としては凄腕で、業界では有名な先生。全国各地をオペして飛び回り、さらに世界に飛び出て各国で手術をしている。

そんな特殊な技術を持った先生なので、さぞ年収も高くお金持ちなのだろうと思っていた

しかしどうやら、そうではなかったよう。

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先生「いやあ先生、確定申告が終わりましたね。」

ぼく「そうですね、面倒でした。」

先生「僕ら、本当世間が思っているよりも給料が低くて嫌になっちゃいますよね。」

ぼく「そうなんですか?先生はすごいお給料もらっていると思っていました。」

先生「いやいや、全然ですよ。」

ぼく「へー」

先生「悲しくなっちゃうくらいです。」

ぼく「そうですか。」

こういうやりとりが行われた後、先生がこうおっしゃった。

先生「先生、やっぱり僕らは株か不動産に手を出さないとダメですよね」

僕は内心、愕然とした。

医師としてこれくらい成功している人でも、こんなことを思ってしまう程の待遇しか受けられない現状に。

 

株か不動産に手を出さないと裕福になれない事はない

医師の給料は思ったよりも低いから、本当に裕福になるためには株か不動産に手を出さなければならない。

これは半分正解で半分不正解だ。

 

医師の給料だけでもバイトをすれば十分高い

上記の先生が経済的に恵まれていないのは、おそらくバイトをしていない(していてもかなり少ない)から。

バイトだけやっていれば、確実に年収2000万は超えるはず。

単純に「自分でバイトを探してお金を稼ぐ」という行動をとっていないだけ。

今の時代、インターネット経由でいくらでもバイトなんて簡単に探せる

なのでバイトをせずに「お金がない」と言っているのは怠慢

バイトをせず、自分じゃないとできない手術を待っている患者の元へ駆けつけ、命を救っていく。

これは医師として確実に正しくて、高尚な行動だ。

しかしながらそちらにウェイトを置きすぎて、結果的に経済的に困るようでは医師としては正解かもしれないが、父親、一家の大黒柱としては失格。

中には単純に忙し過ぎてバイトをしている暇がない、という先生もいる。しかしながら医師と父親、2つのバランスをとることが必要だ。

 

給料だけでは本当の意味で裕福にはなれない

しかしながら、確かに労働に対する対価である給料に100%経済的に依存して生きるのは、いささか不自由。

どれだけ高給を得ても、本当の意味で裕福ではない

資産家は株や不動産などの資産から得られるキャッシュがあって、労働に頼らずに生きていける。

労働による収入だけではない、別のキャッシュポイントがある状態を「裕福」だと表現するのであれば、確かに株や不動産に手を出さないといけないと言えるかもしれない。

 

自分にとって何が問題なのかを考える

おそらく上記の先生は「手元に残るお金が少ないこと」を嘆いて、上記のような発言をしたのだと思う。

彼にとっての問題は、とにかくお金が足りないという事。

その問題を解決するのに、果たして「株や不動産に手を出す事」は本当に必要だろうか

それよりも週1回バイトを増やして、月60万、年間720万給料を増やせば良いのではないだろうか。

株や不動産に手を出さなくても、手元に残るお金を増やす事はできるのではないだろうか。

もし仮に彼にとっての問題が、労働による収入以外のキャッシュポイントがない事であれば、確かに株や不動産などの資産を運用する必要があるかもしれない。

 

問題を明確化せず思わぬ罠にハマる医師達

彼がこの間違いに至ったのは、自分の問題が何なのか、よく考えて明確にしなかったからだ。

その段階をおざなりにして、安易に「株や不動産に手を出す」事は非常に危険。

株にしろ不動産にしろ、その道で生きているプロがいる

安易に儲ける事はできない

特に不動産は、節税をうたって医師に割高な物件を買わせる手法が流行している。

そんな罠に落ちないようにするためにも、自分にとっての問題を明確にする必要がある

自分の解決したい問題が明確であれば

本当に不動産がいるのか?

また

不動産じゃないと解決できないのか?そうじゃないのか?

と思考が進み、分別がつくはず。

医師のバイト代は高額なのだから、無理なチャレンジはする必要はない

無駄なリスクを背負う必要もない。

本当に株と不動産、必要だろうか?

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本物の医局を抜けたので、民間医局にお世話になっている。

医師賠償責任保険は、絶対に入るべきだ。

自分を医療訴訟から守ってくれるのは、保険しかない。

またバイト案件もそれなりに送ってくれるので、上記2つと組み合わせてたまに使っている。

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