医師のバイト

【医局に入らない】医師がバイトだけで生活するために必要なモノ【バイト医】

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医者として働いていると、時々常勤で働くのがバカバカしく思えてくる時がある。

バイトだけで生活した方が理論上は給料が高く、待遇も良い。変なしがらみも無く、気楽。

もちろん保証が無い生活や、漠然とした不安感はあるものの、それを差し引いても僕の目には魅力的に見えた。

猫のように自由に生きているバイト医やフリーランスの先生が輝いて見えた。

そして僕は

バイトだけで生活したい

と思うようになり、常勤をやめた。

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医局に入って常勤+バイト、という古いキャリア

今までの医師のキャリア形成は、基本的に2つしかなかった。

医局で出世し教授を目指す道と、開業し地域の町医者として根付く道。しかしこれらは過去の物になりつつある。

Twitterで行ったアンケートでは、教授を目指してキャリア形成をするという人がたった12.8%だった。もはや教授を目指そうとする若手は、いまやマイノリティなのかもしれない。

時代と共に過去の常識は覆され、変化していくのが世の常。

現代に生まれたフリーランス、バイト医という道も医師の1つのキャリアとしてアリだと僕は思う。

 

医師がバイトだけで生活するために必要なモノ

医師がバイトだけで生活するのに必要なモノは

  1. ある程度の経験と知識
  2. 自己アピール力
  3. 高いコミュニケーション能力
  4. 守られた世界から飛び出す勇気
  5. 同じバイトで生活している医師仲間
  6. 定期的に行う自己研鑽
  7. バイト先を紹介してくれる会社

の7項目。

 

1、ある程度の経験と知識

言わずもがな、バイト医やフリーランスには確かな腕が必要。

過去の経験、知識から成り立つ「医師としての技量」が乏しい医師は、中々バイトだけで生活していく事はできない

そういった医師になるためには、若いころにある程度の修行期間が必要になる。

僕も新人の頃は本当にボロ雑巾のように働いて、専門医に必要な症例数の5倍くらいの量を、最初の2年間で担当した。おかげで仕事はかなりできるようになったが、心身ともに疲れ果てていたのを覚えている。

 

2、自己アピール力

医師としての技量も必要ながら、その技量を「スゴい」と周りに見せつける能力も必要になる。

そして最終的には、働いているスタッフや院長に

この先生は医者としてデキる

と思ってもらう事が、バイト医には必要だ。

実際にそう思わせるためには、スキルがあるだけではダメ。スキルを持っていて、かつそのスキルを見せつけなければならない。

なぜならば、バイト医というのは労働時間が短くインターバルが長いから。

ずっと一緒に働いている医師であれば、別に黙っていてもその医師がデキるかどうかなんてわかってしまう。いくら取り繕ってもメッキは剥がれる。

しかしながらバイトでたまにしか合わない場合、バイトの先生がどれくらい能力のある人なのか、黙っていてもわからない事が多い。わかっていても間が空いてしまって忘れてしまったりする。

だからこそ、バイト医にはスキルを見せつける能力も伴って必要になる。

逆にスキルが高くても見せつける能力が低ければ、周りから「医師として技量のある人」だと思われる事は難しいかもしれない。

ちょっと見せびらかすくらいのイメージで構わない。医師は自己アピールが下手な人が多いので、ここでも差をつけよう。

 

3、高いコミュニケーション能力

職場のスタッフに医師として認められるためには

  • スキルを持っていて
  • スキルをアピールする

事が大事だと述べた。

それと同等、下手すればそれ以上に大事なのが、コミュニケーション能力である。

職場のスタッフに

この先生とだと働きやすい

と思ってもらうためにも、患者さんの満足度を高めるためにも、医師にとってコミュニケーション能力は必須だ。

ではコミュニケーション能力の高い医師とはどういう事なのか?

それは周りのスタッフが「この先生は話しかけやすい」と思われる存在になる事だ。

そうなるためには、まず基本的に怒らない事。

キチンと挨拶をする事。

仕事をこなすだけの機械にならないよう、たまに雑談してコミュニケーションを円滑に行う事。

これらを意識して少し努力するだけで、大きな差別化ができる。

僕としてはオススメしたい。

詳しくはこんな医師は転職できない?転職やバイト紹介に不利な人材とはへ。

 

4、守られた世界から飛び出す勇気

いくら能力があっても、勇気がなければバイトだけで生活する世界には入れない。

逆に勇気だけあっても、バイト医としての寿命は短いだろう。

医師としての修行期間を経て、慣れ親しんだ環境を捨てる勇気を持ち、かつ行動にうつせた人だけがフリーランスやバイト医としてのキャリアをスタートさせる事ができる。

 

5、同じバイトで生活している医師仲間

個人的に思う、フリーランスやバイト医の最大の敵は、孤独感だ。

病院や医局で仲間達とワイワイやっていた頃と比べて、院内のスタッフも基本的には「外からやってきた先生」として自分のことを見る。

多少なりとも壁を感じてしまうだろう。

そんな環境から生まれる孤独感に、自分が一体どれくらい耐える事ができるのか、という事については想像しておいた方が良い。

基本的に人間は孤独に耐えられない。

もちろん、守るべき家族がいて、お金を稼ぐための手段だと割り切って仕事ができるのであれば、それはそれでアリだと思う。家に帰れば大事な人がいるのだから、孤独感もそんなに感じないだろう。

しかし独身であったり、社会的に人との関わりが少ない場合、仕事上での人間関係が希薄になってしまうと、本当に孤独になってしまう。

そうならないためにも、フリーランスやバイト医同士で連絡を取り合ったり、積極的にコミュニケーションを取ろう似たような環境で働いている仲間内がいると、やはり安心感もあるし心強い

 

6、定期的に行う自己研鑽

フリーランスやバイト医になってしばらくすると、自分が勉強した医学知識や手技、使う薬や用法用量などが徐々に古くなっていく

医学は常に進歩するので、時代についていくためには一生勉強し続けなければならない。

病院や医局に属していた頃は、定期的な勉強会や論文査読会があったりして、定期的に勉強する機会に恵まれている。

しかしフリーランスやバイト医ではそういった外部圧力が無い。自発的に勉強をしなければ、自分の知識や技術はアップデートされない

自発的にに勉強会に参加したり、医学雑誌や論文を読んだり、定期的に自己研鑽を積んで、自分の脳内をアップデートしよう。

 

7、バイト先を紹介してくれる会社

何と言ってもバイト先を紹介してくれる会社がなければ、バイトだけで生活していく事はできない。

フリーランスやバイト医にとって、紹介会社は戦友とも呼べる存在だ

僕らがバイト先で努力して、良い評判をもらえると、紹介会社の評判も上がる。

そうすると紹介会社からの僕らの評価も上がり、良いバイト先をエージェントから優先して教えてもらえるようになる。

まさにwin-winな関係、ポジティブフィードバックが働く。

そこで生まれた信頼関係が強固であればあるほど、フリーランスやバイト医の生活は安泰だと言えよう。

働き方に関して言えば、それは人それぞれで

  • いくつかの非常勤先+たまにバイト

という人もいれば

  • 全部バイトだけ

という人もいる。

スタイルによって頼る会社の傾向は異なってくるが、スタイル別の頼れる会社については医師のスポット、非常勤バイトを探すのにオススメのサイトは?現役医師が比較してみたにまとめてあるので興味がある人はそちらを見て欲しい。

医師のスポット、非常勤バイトを探すのにオススメのサイトは?現役医師が比較してみた

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