医師の転職

医局をやめるなら転職エージェントを使うとスムーズ

更新日:

こんな医局をやめてやる!

と決断したは良いものの、実際にどういう手順で医局をやめれば良いかわからない、という医師は多いのではないだろうか。

僕もそうだった。

周りに医局をやめた友人は少ないし、既に医局をやめた先生とは連絡できない。

正しい手順で失敗なく行いたいが、知る手段が無い。

そういった場合には、個人的にプロの転職エージェントを使う事をオススメしたい

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医局を辞めるときに転職エージェントを使うメリット

医局を辞める際にエージェントを使うメリットは以下の通り。

  1. 転職時期の調整がスムーズ
  2. 交渉を肩代わりしてくれるのでラク
  3. トラブル発生時の対応に慣れている
  4. 心理的に心強い
  5. 次の勤務先が決まっている安心感がある

 

1、転職時期の調整がスムーズ

医局をやめる、というアクションは医局側からすると大きな変化。場合によっては教授や医局長クラスの人が、思い描いていた人事異動に影響が出る場合がある。

仮に教授や医局長から

あと半年待ってくれない?人事の関係でその方が調整効くから

と言われたとする。

医局運営側からすると、医局員が抜ける事による穴埋めを人事異動で賄わなければならない。この調整にはある程度の時間、交渉が必要になる。

この調整をするにあたって必要な時間的猶予を設けることは、今後医局側と敵対しないためにも非常に重要。なるべく波風立てたくなければ必須である。

それにともなって転職時期の調整が必要になる。

医局と転職先の病院、双方の希望をすり合わせお互いの合意を得た上で、スムーズに転職時期を調整する。

この作業は1人でやるには少し難易度が高い。経験したことの無い人がほとんどだろう。

初めての転職調整を1人で行うより、プロであるエージェントに任せると、非常にスムーズに行える

 

2、交渉を肩代わりしてくれるのでラク

転職するにあたって条件を交渉する事は避けて通れない。

  • 給料
  • 勤務形態
  • 雇用形態
  • 職務内容
  • 当直回数、有無

など、交渉するべき内容は多い。

この辺りの交渉を、エージェントを通じて肩代わりしてもらえるのは非常にラクだ。

実際、お金の話は少し言い出しにくい。なるべく多くの給料をもらいたいと思っていても、ハッキリと「金をくれ」と言い出せる人は少ないだろう。

しかしこの中の条件を妥協したり、有耶無耶にした状態で勤務すると、後のトラブルの元になる。結果的にまた転職しなければならなくなったり、面倒な事が多い。

基本的に転職は繰り返す事が推奨されない。詳細は繰り返す転職はマイナス?医師の転職回数へ。

いずれにせよ、事前にハッキリさせておく事のメリットは大きい。

繰り返す転職はマイナス?医師の転職回数

 

3、トラブル発生時の対応に慣れている

医局を辞める際、最も怖いのがトラブル発生。

もちろん発生しないよう心がけるべきだが、いざ発生してしまった時の対処も間違わないようにしたい

そんな時、転職エージェントがいれば非常に頼りになる。

何人もの医師の転職を手がけているエージェントには、過去の様々な経験がある。

どんなケースでどんなトラブルがあって、どのように解決したのか?

蓄積した過去の経験が、トラブルへの正しい対処法を教えてくれる。

 

4、心理的に心強い

これは完全に気持ちの問題だが、何となく医局を辞めるのは多勢に無勢という感じがある。

  • 医局員全員 vs 自分1人

というような感覚がどうしてもある。

そんな時に、1人ぼっちの自分側に一緒に立ってくれる人間がいるのは心理的に非常に心強い

医局側の「辞めるな」という圧力に負けそうならば、仲間を1人引き連れた方が心持ち強くいる事ができる。

 

5、次の勤務先が決まっている安心感がある

医局を辞める際、上層部からアレコレ言われて仕方なく残留してしまう人がいるらしい。そしていざ辞めるとなってもまた残留…と、何回も引き止められては残留を繰り返してしまう人がいる。

そんな時、次の勤務先との交渉がエージェント経由で固まっている場合、医局の上層部からは圧力がかかりにくい

なぜならば自分だけで決めた事項ではなく、転職エージェントという会社経由で決定した事項だから。

医局員の意志によって決められた事項ではないので、上層部からすると「一介の医局員を説得すれば済む問題」という認識ではなくなる。

そうすると引き止めの圧力も少し弱まる

また次の勤務先、勤務開始日が決まっているという安心感も大きい。

医局の圧力が弱まる安心、転職先が決まっている安心、2つの安心を得る事ができる。

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医局を辞めるときに転職エージェントを使うデメリット

医局を辞める際に転職エージェントを使うデメリットは、たった1つ。

時間がかかる事

あらゆる情報伝達、意思決定に介在する人間の数が増えるので、何をするにしても時間がかかってしまう。

そのため

今すぐにでも医局をやめたい!

という人には向かない。

逆に言えば、これ以外のデメリットはほぼ無い。医局をやめる事に急いでいなければ、転職エージェントを使わないという手は無い。

多くの人にとって、デメリットよりもメリットが大きく上回るだろう。

転職エージェントを使って医局を辞めるには【タイプ別】医師の転職サイトの選び方を現役医師が解説に詳しい。転職は医師人生の中でも何回もない大きな決断、転職先はよーく吟味するべきだ。

【タイプ別】医師の転職サイトの選び方を現役医師が解説

独太がよく使うサイト

医師転職のエムスリーキャリア

医師転職のエムスリーキャリア は、あのm3が運営する医師向けのキャリアサービス。圧倒的な規模感が特徴。

常勤はもちろん、定期非常勤も非常に豊富。大手m3を運営する会社の元には、自ずと情報が集まってくるよう。

医師の転職という狭い業界において、やはり大手の情報力は必要だ。エージェントサービスなので、希望に合った転職先を開拓してくれる。

マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORは、全国規模47都道府県を網羅する、大規模なサービスだ。

親が大手人材のマイナビだけあって、流石の全国網羅具合。

医師転職というカテゴリにおいて、ここまでは外す事ができないだろう。

フリーになるなら、まずは「太い常勤+定期非常勤」から始める事を、オススメする。マイナビDOCTORで常勤転職+定期非常勤という形で探すのは、効率が良い。

民間医局

本物の医局を抜けたので、民間医局にお世話になっている。

医師賠償責任保険は、絶対に入るべきだ。

自分を医療訴訟から守ってくれるのは、保険しかない。

またバイト案件もそれなりに送ってくれるので、上記2つと組み合わせてたまに使っている。

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