-
-
医局が合わない、うんざり、うつで辛い…そんな時代もあったね
2019/03/06 -医局, シリーズ「医療の闇」
医局に入っていると、本当に様々な嫌な事に遭遇する。 多くの場合、各々が自分の利害を優先させる事で生じる不和が、めぐりめぐって自分に伝わってくるというパターン。みんな自分の利害をキチキチっと計算するの、お上手なんだよ。 それくらい自分の利害に注力して、あらゆるリソースを自分のためだけに使わないと、医者 ...
-
-
医局を脱出、抜けると人生がラクになった話
2019/03/06 -医局, シリーズ「医療の闇」
医局という組織は、なかなかにひどい組織だ。 まるで崖の上にある細い道を、落ちないように渡りきらないといけないゲームのよう。 途中で強い風が吹いたり、雨が降って滑りやすくなったり、あらゆる罠が仕掛けられている。 そうして落ちていった医局員達を目の前にしながら、自分もその道を進まなければならない。 何十 ...
-
-
医師のうつ病と転職
2018/12/16 -医師の転職, シリーズ「医療の闇」
医師として働いていると、嬉しい事や達成感もある一方、嫌な思いや大変な思いをする事がある。個人的な印象としては、むしろ後者の方が比率としては多い。 その度に心から思う。 医師という職業は、大変だな… 医師という仕事をフルタイムでやり続けるには、精神面、体力面、技術、知識、あらゆる物を兼ね備えたスーパー ...
-
-
大学病院の医者の給料はなぜ低いのか?
2018/10/10 -医局, シリーズ「医療の闇」
僕が初期研修を終えて大学病院で勤務した時、驚いた事がいくつかある。 まず仕事がものすごく忙しい事。 特に若手は雑務に追われ、本業である医業に中々集中する事ができない。 次に症例がかなり特殊であるという事。 これはやはり、研究機関であり周辺地域最大の医療機関である大学病院だからだろう。 そして最後に、 ...
-
-
忙しく働くお医者さんに告ぐ、もっと家族との時間を大切に
2018/09/25 -シリーズ「医療の闇」, 医師コラム
朝6時30分に家を出る。 病院に着いてコーヒーを飲む間も無く働き始める。午前中の時間が流れるように過ぎていく。 息つく暇もなく、カルテを書きながら昼食を食べて、トイレには2回行くのみ。 それ以外の休憩は一切無しで働き続けて、やっと仕事を終えて時計を見ると22時。 今から家に帰って、家に着くのが23時 ...
-
-
「医局を辞めたい」と強く願うタイミング15選
2018/09/12 -医局, シリーズ「医療の闇」
勤務医として大学病院で勤務中、ある時突然こう思うことがあった。 ああ!もう明日にでも医局を飛び出して辞めたい! 何回も何回も…。 ある程度医者をやっていると、そんな「医局を辞める」という大きな決断を、強く思うタイミングというものが存在する。 1、雑用仕事を大量にぶん投げられた時 医局に ...
-
-
過労死してしまうくらいなら、頑張らない医者になれば良い
2018/07/23 -シリーズ「医療の闇」, 医師コラム
どんな人に挨拶しても、初めて僕の職業を言うと必ず言われる事がある。 お医者さんですか、大変ですね そう、世間一般に医者という職業は「大変」だと思われている。 大変というのは非常に大きな概念だが、概ね 仕事そのもののハードさ 精神的なストレス 労働時間の長さ といった事に対して、つまり物理的、精神的に ...
-
-
患者家族へのICのタイミングを医師が合わせる問題について
2018/03/04 -シリーズ「医療の闇」, 医師コラム
誰かが怪我をしたり急病になったりして、予期せぬ形で病院に運ばれ入院したとする。 そうした場合、患者本人はもちろん家族にとってもまさに蒼天の霹靂であって、医師にどういう状態でどういう治療をするのか説明を求めるのはご最もだ。 この説明を業界用語ではIC(アイシー)と呼ぶ。これはinformed conc ...
-
-
医局崩壊の原因と結果、新専門医制度と今後について
2018/02/12 -医局, シリーズ「医療の闇」
医局崩壊とは 医局とは、医師の集合体である。その医局が「崩壊」するとはどういうことなのだろうか。 明確な定義は存在しないが、ずばり医局を構成している医師の数が減ることで、医局の担ってきた機能を維持できなくなる事であると言えよう。 医局の機能については 医者の世界独自の組織「医局」とは? を参照して欲 ...
-
-
僕が医師をやめたいと思った理由
2018/02/05 -シリーズ「医療の闇」, 医師コラム
命を救いたい。 曲がりなりにも医者になったのは、そういう熱い使命感があったからだ。 もちろん、単純な憧れと、女性にモテたいという、ほんの少しの欲望もあったけれど。 医学部に入学し、医師免許を取得し医師になった。6年間で医学も当然ながら様々なことを学び、人としても成長できたと自信を持って言えるような学 ...